エアコンに点検義務があることをご存じですか?ここでいうエアコンは業務用のエアコンで、ルームエアコンは含まれていません。エアコンの点検には2種類あって、すべての機種で実施しなければならない簡易点検(3か月に1回以上)と一定の能力以上の機種が対象の定期点検(1年または3年に1回以上)です。
簡易点検はどなたでもできます。資格は特に必要ありませんが、定期点検は資格のある人のみが点検できます。
ここではエアコンの点検に関して分かり易くご説明できたらと思います・・・・
はじめに、エアコンの点検は何を目的としているかです。
車の点検のように悪いところをチェックして、部品を交換したり整備して長く使えるようにするのも点検ですが、法律で定めのあるエアコンの点検は、フロンガスが漏れていないかどうかをチェック(点検)するものです。
フロンガスが漏れるとどうなるのでしょう。古くはオゾン層を破壊する原因となっていました。今製造されているフロンは、オゾン層は破壊しませんが温暖化ガスとして二酸化炭素の数百から数千倍の影響があります。地球温暖化が異常気象の原因かもしれない状況ではフロンガスを漏らすことは避けなければなりません。